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Googleの口コミを増やす方法|依頼の型とやってはいけないこと

SEO 2026.07.18

「口コミ、お願いしてもいいものなんでしょうか」。店舗の支援をしていると、この質問を本当によく受けます。

お客様に喜んでもらえている手応えはあるのに、Googleマップの口コミは半年で1件。かたや近所の競合店は、なぜか毎月コンスタントに増えている。この差は、サービスの質の差ではないことがほとんどです。口コミが自然と集まる「仕組み」があるかどうかの差です。

この記事では、複数店舗ブランドのGoogleビジネスプロフィール(Googleマップ上のお店情報を管理する無料ツール)運用を支援してきた経験をもとに、口コミの増やし方を解説します。あわせて、知らずにやると危ない「ポリシー違反になる行為」も、Googleの公式ヘルプを根拠に整理します。

この記事で分かること

  • 口コミが集客に効く理由と、件数より大事な視点
  • 口コミが集まらないお店に共通する本当の原因
  • 「お願いする動線」のつくり方(会計時の一言・QRコード・タイミング)
  • 返信の型(感謝→具体的な言及→再来店の一言)と48時間ルール
  • 報酬付き依頼・自作自演など、やってはいけないことの具体的な線引き

なぜ口コミで差がつくのか

まず前提の確認です。Googleマップの検索順位(ローカル検索の表示順)には「知名度」という要素があり、口コミの件数や評価はその一部とされています。つまり口コミは、地図上でお店が見つかりやすくなるための材料になります。

ただ、私たちが支援現場で実感しているのは、順位以上に来店の最後のひと押しとしての影響です。あなたも初めてのお店を探すとき、地図で見つけたあと、口コミを読んでから決めていませんか。件数が極端に少ないお店、低評価に何の返信もないお店は、その時点で候補から外されてしまうことがあります。

逆に言えば、口コミの件数・内容・返信は、広告費をかけずに「選ばれる理由」を積み上げられる場所です。Googleビジネスプロフィール自体の登録・運用がまだの方は、先に親記事のMEO対策のやり方から読んでいただくと全体像がつかめると思います。

口コミが集まらないのは「満足されていないから」ではない

正直に言うと、私たちも支援を始めたばかりの頃、店舗のスタッフさんに「口コミのお願いをしてみてください」と伝えるだけで終わっていた時期があります。結果は、1ヶ月でほぼゼロ件。お客様の満足度が低かったわけではありません。「お願いする」という行為を、スタッフ個人の気合いに任せていたのが原因でした。

考えてみれば当然で、満足したお客様でも、家に帰ってからわざわざGoogleマップを開いて、お店を検索して、口コミを書く——この手順を自発的にやってくれる方はごく一部です。不満があった方のほうが「書く動機」が強い分、放っておくと低評価から先に集まりやすい構造すらあります。

だから必要なのは、頑張ってお願いすることではなく、満足した気持ちが冷めないうちに、最小の手間で書ける状態を用意しておくことです。次の章で、その具体的な設計を説明します。

口コミを「お願いする動線」のつくり方

支援先で成果につながりやすかった動線は、突き詰めると3点セットです。

動線 具体的なやり方 ポイント
会計時の一言 「よろしければGoogleの口コミでご感想をいただけると嬉しいです」と声かけ 全員に同じ一言を言う「業務」にする。個人の判断に任せない
QRコード 口コミ投稿画面に直接飛べるQRをレジ横・卓上・お渡し袋に設置 「検索して探す」手間をゼロにする。Googleの管理画面から取得できる
後追いメッセージ 予約客・会員向けにLINEやメールで来店お礼と口コミリンクを送る 来店当日〜翌日まで。日が空くほど書かれなくなる

3つに共通する考え方を補足します。

一言は「感想をください」の形にする

「星5お願いします」は後述の通りリスクのある頼み方です。「ご感想をお聞かせください」という形なら、お客様への敬意も保てますし、ポリシー上も自然です。Googleも公式ヘルプで、リンクやQRコードを使って口コミを依頼すること自体は問題ないと案内しています(参照: Google ビジネス プロフィール ヘルプ「クチコミを増やすためのヒント」)。

タイミングは「満足のピーク」に合わせる

口コミ依頼が効くのは、お客様の気持ちが動いた直後です。飲食店なら食後の会計時、美容室なら仕上がりを鏡で見てもらった瞬間、施術系なら体の変化を実感された時。「ありがとう」と言っていただけたタイミングこそ、一言を添える合図だと考えてください。

「仕組み」にして続ける

声かけを始めた月は増えて、翌月から止まる——これもよくあるパターンです。朝礼で共有する、マニュアルに一文入れる、QRコードの設置場所を決める。誰がやっても同じように回る状態にして、ようやく口コミは安定して増え始めます。体感としては、動線を整えてから変化が見えるまで1〜2ヶ月かかるケースが多い印象です。即効性は期待しすぎないでください。

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返信の型 — 感謝→具体的な言及→再来店の一言

集めることと同じくらい大事なのが返信です。口コミの返信は、書いてくれた本人だけでなく、これから来るか迷っている閲覧者への公開メッセージでもあります。私たちが支援先と決めている運用は「新しい口コミには48時間以内に返信」。内容は次の3ステップの型で書きます。

ステップ 書くこと
1. 感謝 来店と投稿へのお礼 「先日はご来店いただき、また口コミまでお寄せいただきありがとうございます」
2. 具体的な言及 口コミ内容に触れた一文 「ランチの新メニューを気に入っていただけて、スタッフ一同嬉しく思っています」
3. 再来店の一言 次につながる軽い誘い 「秋には季節限定メニューもご用意しますので、ぜひまたお立ち寄りください」

ポイントは2番目の「具体的な言及」です。ここを飛ばすと、どの口コミにも使い回せるコピペ返信に見えてしまい、かえって印象を下げることがあります。1文でいいので、その口コミにしか書けない内容を入れてください。

低評価の口コミには「冷静さ」が最大の武器

低評価が付くと、動揺しますし、反論したくなります。その気持ちは本当によく分かります。ただ、感情的な反論だけは避けてください。閲覧者が見ているのは低評価そのものより、お店がそれにどう向き合ったかです。

低評価への返信は、①投稿へのお礼 → ②不快な思いをさせたことへのお詫び(事実関係を認める部分だけ)→ ③改善の取り組み → ④可能なら直接の連絡先の案内、の順が基本形です。事実と異なる内容や誹謗中傷にあたる場合は、返信とは別にGoogleへ削除申請ができますが、通常の低評価は削除対象にならないことが多い印象です。「消す」より「誠実に返す」を基本方針にすることをおすすめします。

やってはいけないこと — ポリシー違反の線引き

ここが今回いちばんお伝えしたい部分です。口コミ集めには、明確に「越えてはいけない一線」があります。Googleのポリシーで禁止されている主な行為を整理します。

  • 報酬付きの依頼: 口コミの投稿や、否定的な口コミの修正・削除と引き換えに、割引・無料サービス・金銭などのインセンティブを提供する行為は禁止されています(参照: Google ビジネス プロフィール ヘルプ「クチコミを増やすためのヒント」)。「口コミ投稿でドリンク1杯無料」のようなキャンペーンは、善意のつもりでも違反にあたります
  • 自作自演・なりすまし: 実体験に基づかない口コミや、金銭・現物が対価として支払われた口コミ・評価、1人のユーザーが(依頼を含め)複数アカウントから投稿するコンテンツは削除対象と明記されています(参照: Google マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー「禁止および制限されているコンテンツ」)。自分やスタッフ、家族・取引先による投稿もこの考え方に照らして避けるべきです
  • 口コミの購入・代行業者の利用: 上記2つの組み合わせです。「口コミ○件○万円」のような業者は、仕組み上ほぼ確実にポリシー違反の手法を使います
  • 満足した人だけに依頼を出し分ける: アンケートで高評価だった人にだけ口コミ依頼を送る手法(レビューゲーティングと呼ばれます)も、問題視されていると言われています。Googleは公式ヘルプで、肯定・否定両方のフィードバックがあってこそ口コミは信頼されると説明しており、良い声だけを選別して集める発想自体がこの趣旨に反します
  • 低評価への感情的な反論: ポリシー違反として削除されるかどうか以前に、閲覧者からの信頼を直接失う行為です

違反が確認された場合、口コミの削除にとどまらず、プロフィールへの警告表示や新規口コミの受付制限といったペナルティにつながる可能性も指摘されています。何より怖いのは、発覚したときに、それまで真面目な運用で積み上げてきた信頼が一度に崩れることです。

私たちの結論はシンプルです。お願いは堂々とする、見返りは渡さない、書く人は選ばない。この3つを守っている限り、口コミ集めは健全な集客活動だと考えています。

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まとめ — 口コミは「集める」より「集まる仕組みをつくる」

この記事のポイントを整理します。

  • 口コミは検索順位の材料であると同時に、来店直前の「最後のひと押し」。件数と返信の両方が見られている
  • 集まらない原因は満足度ではなく、依頼を個人の気合いに任せていること。動線の設計で解決する
  • 動線は3点セット。「会計時の一言」「投稿ページ直行のQRコード」「当日〜翌日の後追いメッセージ」
  • 返信は48時間以内、「感謝→具体的な言及→再来店の一言」の型で。低評価ほど冷静に、誠実に
  • 報酬付き依頼・自作自演・口コミ購入はGoogleのポリシー違反。「お願いはOK、見返りはNG」が線引き

口コミは、今日1件お願いしたからといって明日成果が出るものではありません。ただ、動線を一度つくってしまえば、営業を続ける限り勝手に積み上がっていく資産になります。まずは次の営業日、会計時の一言から試してみてください。

「うちの業種ならどう依頼するのが自然か」「低評価にどう返信すべきか」など、自店のケースで相談したいことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

よくある質問

口コミをお願いすること自体は違反ではないのですか?

違反ではありません。Googleは公式ヘルプで、リンクやQRコードを使ってお客様に口コミを依頼できると案内しています。ただし、割引や特典など見返りと引き換えに依頼することは禁止されています。「お願いはOK、報酬はNG」と覚えておくと判断しやすいと思います。

悪い口コミが付いたら削除してもらえますか?

誹謗中傷や事実無根の内容など、Googleのポリシーに違反する口コミは削除申請ができます。ただし「接客が遅かった」のような通常の低評価は、不満であっても削除対象にならないケースが多い印象です。削除を目指すより、誠実な返信で閲覧者の信頼を得る対応をおすすめします。

口コミの返信は全部にしたほうがいいですか?

理想はすべてに返信することですが、難しい場合は「新しく付いた口コミに48時間以内」を優先してください。特に低評価の口コミは、放置すると不満だけが表示され続けるため、返信の優先度を上げることをおすすめします。

小川 智之
Written by — 執筆

小川 智之

CCO / Account Director

CRAFHのクリエイティブ・マーケティング領域を統括。広告運用・SNS・コンテンツ制作の現場で数多くの支援実績を持つ。支援実績を見る

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